■トークマスター(サン電子 株式会社)
(2004.2.5)


[機材紹介]
通信機器メーカーとしても有名なサン電子(JASDAQ上場企業)が開発・販売する語学学習支援機器。
携帯性にも優れたラジオのタイマー録音・再生機能を搭載したICレコーダーだ。ラジオ講座を教材として利用する学習者に便利。

ラジオのタイマー録音・再生機器と言えば「ラジオサーバーRS12」(ソフィアシステムズ)がすでにあるが、、同じラジオのタイマー録音・再生機器でも、製品として大きな違いのある2製品だ。
「トークマスター」は携帯型・ICメモリによる中容量と低価格が特長。「ラジオサーバーRS12」は据置型・内蔵ハードディスクによる大容量が特長。
「ラジオサーバーRS12」を”ハードディスクビデオ録画機器のラジオ版”とするなら、「トークマスター」は”多機能携帯ICレコーダーのラジオ版[予約録音機能付]”といったところか。

2003年4月にトークマスターが発売される以前は、パソコンや携帯MP3ブレイヤーなどで利用できる形式でラジオ放送をタイマー録音・再生しようとするならば、 「ラジオサーバーRS12」(ソフィアシステムズ)か、自力でフリーウェアとマイナーな拡張ボードを駆使するかしか方法がなかった。
9万以上もする「ラジオサーバーRS12」を購入できる一部のユーザーか、パソコンのハードとソフトの知識に明るい一部のユーザーしか、できないことだった。
それが、低価格・専門知識不要の「トークマスター」の登場により、多くのユーザーが実現できるようになった点が意義深い。

ここまでベタ誉めの「トークマスター」だが、どんなユーザーにも「ラジオサーバーRS12」よりも「トークマスター」がオススメというワケではない。
「ラジオサーバーRS12」と比較して弱い点は、ICレコーダーゆえのその録音時間。SDカード(別売)で最長約36時間まで拡張できるが、単体では4時間。
1番組15分程度のラジオ講座を録音しているぶんには、それほど不便も感じないが、AMやFMの番組を定期的に録音して聞くといった用途を想定しているユーザーには物足りなくなるかもしれない。

・価格 :\ 26,040(税込)
・ホームページ
サン電子のホームページ


 [ Review ]

1.
ネットで申し込むと代金引換の宅配便で送られてくる。
店頭販売もしている製品なので外箱にも手を抜いていない。ちゃんとカラー。

2.
フタを開けて、マニュアルとパソコンと接続するのに必要なCD-ROMをとりのぞいたところ。

さすが、店頭公開企業が発売する製品。マニュアルもアクセサリー類もしっかりしている。
3.
箱の中身のアップ。

まだ保護用のビニールをかぶったピッカピカの新品がここに!
ああ、ビニールをとるのももったいない。
4.
箱の中身を広げてみた。

左上が本体。その下にネックストラップ。
右のマニュアルの上には、右から、イヤホン、FMケーブルアンテナ、オーディオケーブルが並ぶ。
左下はパソコンと繋ぐためのUSBケーブル。右下はパソコン接続用のソフトが入っているCD-ROM。

5.
本体を近くで見てみた。
メタリックと黒を基調としていてカッコイイ。
ムダのない機能性重視な感じがする。

6.
まずは、マニュアルも読まずに、ボタンをガチャガチャ押して電池を入れてみた。

そして、適当にボタンを押して、AMラジオに周波数を合わせると…。

~♪

軽快な音楽が流れてきた。
スピーカーも内蔵されているので、このままで、ラジオ放送を聞くことができる。


 [ 接続可能パソコン ] 
 ~データを転送する場合のパソコン環境


<Windows専用>

・OS:Windows 98、ME、2000、XP
・CPU:Pentium200MHz以上
・メモリ:64MB以上
・ハードディスク:20MB以上
・ディスプレイ:256bitカラー以上
※CD-ROMドライブ、サウンドカード、USB端子必須(USBケーブルは本体に添付)