■システムソフト電子辞典 ビジネス実用英語セット(ロゴヴィスタ)
(2003.11.09)


アマゾンでオンライン購入
[ソフト紹介]
パソコンから専用ソフトに文字を入力することによって、辞書引きするオーソドックスなタイプの辞書引きソフト「システムソフト電子辞書シリーズ」の英語上級者向けのセット製品(「徹底英語活用セット」の後継製品)。

辞書コンテンツは、ジーニアス英和辞典[第3版](大修館)、ジーニアス和英辞典(大修館)、日外ビジネス/技術実用英語大辞典(日外アソシエーツ)、ロイヤル英文法 改訂新版(旺文社)を搭載。
本製品には、辞書コンテンツの他に、「TOEICテスト Brush-Upドリル」も付いている。

前作(*1)「徹底英語活用セット」と比較すると、「リーダーズ」英和辞典の代わりに「ジーニアス」の英和と和英が搭載され、「英和活用大辞典」の代わりに「ビジネス/技術実用英語大辞典」が搭載されたことになる。
前作は英語重視のセット製品としては和英辞書を搭載していないのがネックであったが、本製品になってきちんと和英を搭載してきている。
惜しまれるのは、英和辞典が学習辞書の「ジーニアス」になってしまったところ。高校の頃から「ジーニアス」を使い続けている今の20代前半のユーザーにはいいかもしれないが、その他の社会人にとってはは中辞典の方がありがたい。
そんなことも意識してか、基本の英和辞書をサポートする意味でのコンテンツに「ビジネス/技術実用英語大辞典」をもってきた。
このコンテンツ差し替えにより、前作に比べてパソコンやインターネット関連用語などは、かなりヒットするようになった。

本製品は、前作同様、実務翻訳者や、ビジネスで英語を活用する英語上級者向けのセット製品として仕上がっている。

システムソフト電子辞書シリーズは、本製品の他にも多種多様の辞書コンテンツを搭載した製品がある。同一パソコンに複数辞書をインストールしても、ひとつの辞書引きソフトから簡単な切り替えで利用できるので、辞書コンテンツが多くなればなるほど便利になっていく。

システムソフト電子辞書のパソコン辞書のいいところは、そのシンプルさ。
使いもしない機能を付けたりせずに、紙の辞書の使いやすさをそのままにパソコン辞書の特長である検索性やマルチメディア対応などの機能をプラスしている感じが嬉しい。
「紙の辞書をそのままパソコンに入れて、検索ボックスを付けたイメージ…」乱暴な言い方だが、システムソフト辞書を簡潔に説明するなら、そんなだろう。

(*1)製造は中止されていますが、アマゾンや店頭などでは継続して販売してる。
・価格 :\ 19,800(税別)

 [ Review ]

1.
写真は、パッケージの中身。
Windows用とMacintosh用のCD-ROMは別々になっており、それぞれ1枚ずつ同梱している。
WindowsとMacintoshの両方のパソコンを利用しているユーザーは、1製品購入すれば両方のパソコンで同一コンテンツを利用できるのでお得で便利!
ここまでは、他のシステムソフト辞書と同じだが、本製品には、さらに[音声CD-ROM]が付いている。 このCD-ROMをインストールすると「ジーニアス英和・和英」と「ロイヤル英文法」を辞書引きしたときに単語や例文に音声がリンクされる。(windowsのみ)
2.
システムソフト辞書のシリーズをインストールするのは、これで6本目。
プログラムをパソコンにインストールしても、デスクトップのアイコンは以前と同じ。
でも、クリックしてみると辞書が追加されているはず…。
(左:実寸大)

早速、クリックしてみる。

【注】パソコンにはじめてインストールしたときのことを知りたい方は「徹底英語活用セット」のレビュー記事をご参照ください。
3.
検索画面が表れる。
画面左上にある辞書検索ボタン(このボタンの数だけ検索できる辞書が搭載されていることになる)の数が増えた!
(画面:上が本ソフトを搭載する前、下が搭載後)
4.
検索する辞書にを「ジーニアス英和・和英」選択(辞書ボタンをクリック)して、いつものように、検索ボックスに「apple」と入力して…エンターキー!
5.
「apple」を見出し語として、ジーニアス英和辞典の検索結果が出てきた。
語義説明の欄に「→音声」のリンクがあるのでクリックしてみる。

6.
スピーカーから「apple」と音声が聞こえてきた。

 [ 動作環境 ]

Macintosh&Windows

【Macintosh&Windows共通】
・660MB以上のハードディスク空き容量(テキストデータのみインストールする場合は275MB)
・CD-ROMドライブ(インストール時のみ)

【Windows】
・CPU:対応OSが動作するCPU
・OS:WindowsXP/Me/98SE/98(SP1)日本語版または、Windows2000Professional/NT4.0Workstation日本語版が動作するパーソナルコンピュータ
・RAM:32MB以上
・アドイン対応アプリケーション:Microsoft Word 2002/2000、Excel 2002/2000、PowerPoint 2002/2000、Outlook 2002/2000、Internet Explorer 6.0/5.5
※TOEIC(R)テストBrush-UpドリルはWindowsのみ対応。別途、動作環境を確認のこと。

【Macintosh】
・CPU:PowerPCを搭載したMacintoshシリーズ
・OS:MacOS 8.6~MacOS 9.22日本語版
(MacOS XではClassic環境で動作可能ですが、ホットキーの利用はできません。)
・RAM:6MB以上の空きメモリ
・アドイン対応アプリケーション:Microsoft(R) Word X※/2001、Excel X※/2001、PowerPoint X※/2001
※Microsoft(R) Office v. X for Mac(R) Service Release 1のアップデータが必要です。