婚活パーティーの参加者に、パーティーの取材をすると、かなりの確率で、 「婚活パーティーでサクラを見かけた(または、見かけたことがある)」 という回答が返ってくる。 果たして、婚活パーティー事業者は、「サクラ」を使っているのだろうか? 「サクラ」の定義にもよるが、「くらべて.com」編集部の見解は「NO」。 「99.9%、婚活パーティー事業者は(狭義の)サクラを使っていない」と 予想する。 少なくとも、東京・大阪・名古屋など比較的大きな都市で主催している 婚活パーティーが、お金を払ってわざわざパーティーに参加してもらう 「サクラ」を雇う可能性はかなり低いと考えて間違いない。 |
「くらべて.com」編集部が、「99.9%、婚活パーティー事業者は (狭義の)サクラを使っていない」と考えている理由はシンプル。 ギャラの面もしくは人員確保の面で、非常に難しいから。 です。 婚活パーティーは、薄利多売なビジネスなので、「サクラ」を雇って いては、まともなサービス展開ができない。 仮に「サクラ」を雇って婚活パーティーを開催することを考える。 パーティーで利益を出しつつ、「サクラ」に継続的に支払えるギャラの額は、 最高でも日当数千円だろう。半日つぶれてしまう(しかも、しゃべりっぱなし で、仕事ならけっこう疲れる)バイトを、数千円で引き受ける、危篤な人 をそう何人も見つけることは難しい。 |
「くらべて.com」編集部が音頭をとって、複数の婚活パーティー事業者 の代表を招いて座談会を開いたことがある。(実際は、座談会というよりは アルコールもある懇親会に近かった。) その時、「サクラ」の話題になった。 ある婚活パーティー事業者の社長が言う「婚活パーティーに参加している 一般の女性が、自分で自分のことを”サクラ”と言うことが多い」と。 つまり、こういうことだ。 婚活パーティーに参加していた女性は、カップルになった男性や出会った 男性との会話で、「よく婚活パーティーに参加するの?」「今回は何回目?」 「今回、参加したきっかけは?」といった質問を受ける。 女性は、たとえ婚活パーティーのリピーターであっても「今回はじめての参加」 「実は主催社に知り合いがいて頼まれて参加した」等の回答をするケースが 往々にしてある、という。 こうしたケースは、女性だけでなく、男性でもよくあるそうだ。 「自分が婚活パーティーの主催者と友達で参加した」という輩だ。 婚活パーティーに参加したことの気恥ずかしさが、ウソの言い訳を作り 参加者を”サクラ”にしているようだ。 |