「婚活パーティー」マニュアル

実際にどんな「婚活パーティー」があるのか、
さまざまな選択肢とそれぞれの魅力について、ここでは簡単に解説する。

■大手・中堅・ニューフェイスの事業者

「婚活パーティー」は、主催者ごとにカラーやクオリティの違いがあるので、
選ぶときは、パーティータイプで選ぶのではなく、どこのブランドにするか
まずは婚活パーティーを運営する事業者で選択するべきだ。

事業者は、その事業規模で、大手・中堅・ニューフェイスと分類できるが
それぞれに違った魅力がある。

大手の魅力は、なんといっても、パーティーの安定したクオリティと集客力。
大小さまざまのパーティーを定期的に多数開催しているので、宣伝と販促に
力を入れて安定して集客ができる仕組みを持っている。
婚活パーティーは、そこで出されるドリンクやスイーツ以前に、とにかく
「人が集まっているか」「すてきな出会いがあるか」が大切。
その点、大手は、安心だ。

典型的な大手 婚活パーティー事業者としては、 エクシオ(全国)、 ホワイトキー(全国)、
出逢空間PARTY(大阪)、 エヴァ(名古屋・大阪)、

中堅の魅力は、サービス。「婚活パーティー」は、新規事業者が参入がしやすい
反面、継続するのが非常に難しいビジネスだ。
継続してイベントを開催できる事業者の婚活パーティーには、まず間違いなく
キラリと光る魅力的な特徴がある。

典型的な中堅 婚活パーティー事業者としては、いずれも結婚前向きな企画
を得意とするところだが、
クラブチャティオ(全国)、 パートナーエージェントPARTY(全国)、 PARTY☆PARTY(全国)。

ニューフェイスの魅力は、採算度外視の企画や斬新な企画。
アクセスのよいシティホテルなのにリーズナブルな参加費でパーティーが
開かれたり、バーベキューやテニス大会などの屋外イベントをおこなったり。
「婚活パーティー」という枠にとらわれない斬新なパーティーを開催したり。

典型的なニューフェイス 婚活パーティー事業者としては、
ロハス銀座(東京)、 スプラッシュパーティー(大阪)、 NYSD(東京)。


■大人数パーティーと少人数パーティー

現在、東京、大阪、名古屋など大都市を中心として、200名~500名の大人数
の婚活パーティーから、男性10名・女性10名の小規模な婚活パーティーまで
さまざまなイベントが開催されている。

200名~500名の大人数パーティーは、クラブイベントのように、司会進行は
あまりなく用意されたスペースで自由に会話を楽しむ異業種交流パーティー
形式のイベントが多い。

大人数の婚活パーティーを得意とする典型的な事業者としては、
プレミアムステイタスラグジュアリー
また、エクシオ倶楽部エヴァ出逢空間PARTYなどでも
大人数で定期的に開催している人気企画がある。
加えて大手 婚活パーティー事業者 エクシオホワイトキーなどでも大人数
の定番企画がある。

男性10名・女性10名の小規模な婚活パーティーは、結婚前向きな企画を得意
とする婚活パーティー事業者でメインとなっている形式だ。

少人数の婚活パーティーを得意とする典型的な事業者としては、
クラブチャティオパートナーエージェントPARTYPARTY☆PARTY

また、上記の他に、ニューフェイスの婚活パーティー事業者が募集人数は
少ないかもしれないが個性的なイベントを実施していることがある。
将来有望で信用のおけるなニューフェイスの婚活パーティー事業者を探す
のは難しいものだが、少人数のパーティーが好みであれば、新たな事業者
や企画を探すのもいいだろう。

大人数パーティーと少人数パーティーもそれぞれに違った魅力がある。

大人数パーティーは、出会える異性の多さが一番の魅力。
また、出会いを目的としたパーティーにおいて、参加人数は多いほうが、
少ないよりも、参加者それぞれ、異性との出会い方が自然と感じるようだ。

大人数パーティーは、大人数ゆえに、異性全員との自己紹介やカップル発表
など、進行上の各ステップに割く時間が短かかったり、省略されたりする
ことが多い。じっくりと時間をかけて会話を楽しみたい方には向かない。

また、進行上の各ステップの少なく司会者があまりシキらないパーティーは、
おとなしい性格の参加者は、異性と会話をするきっかけも作れずに、ただ
疲れて帰ってくることもある。パーティーの最中により積極的に行動できる
参加者に向いている。

少人数パーティー(3対3~10対10程度)の魅力は、大人数パーティー
のメリットがデメリットとなり、その逆にデメリットがメリットとなる。
少人数パーティーは、出会える人数は少ないが、それぞれの参加者とじっくり
コミュニケーションがとれることが最大のメリットだ。

少人数パーティーは、大人数パーティーとくらべて、より参加資格を制限
しているのがふつう。大人数パーティーの参加資格は、ザックリと
年齢や世代程度が一般的なのに対して対して、少人数パーティーは、
結婚前向きな参加者のみを集めたり、かなり絞った趣味趣向の方のみ集めたり…
場合によっては、独身証明書の提示を求めるなどの非常に厳しい条件を加えた
ものもある。

効率を考えると、パーティーで出会う異性の条件は絞り込まれているに
越したことはない。確率論だと、条件の絞らない大人数パーティーよりも
条件を絞った少人数パーティーのほうが成果は得られることになる。
ただ、意外に出会ってみると、自分の理想としている条件と好きになる
異性のタイプは違うものだ。
パーティーは、参加回数が限られているものではないので、大人数と少人数
それぞれのタイプのパーティーに参加してみるのがいいだろう。


■料金高めのパーティーと安いパーティー

料金設定は、婚活パーティー主催者により、また、企画によりさまざま。
極端な例では、同じ会場を使ったほぼ同じ内容のパーティーが、主催する
事業者や企画によって料金が違うこともある。

パーティーの参加費と満足度は必ずしも比例しない。だから自分にあった
婚活パーティーの主催者と企画を探し出して、満足度が高いと思われる
イベントに参加するのがいい。

一般的に、婚活パーティーは、男性の参加費が高めで女性の参加費が安い。
また、男女ともに参加資格が20代よりも30代、30代よりも40代のイベントの
ほうが参加費が高い傾向にある。
結婚前向きな方を集めた少人数制の「お見合いパーティー」のほうが、
カジュアルな婚活パーティーよりも1人あたりの参加費は高い傾向にある。

婚活パーティー初心者は、まずは、男性なら4,000円程度、女性なら1,000円
程度の比較的安めの企画で「カップリングパーティー形式」と「異業種交流
パーティー」の両タイプのイベントに参加してみることをおすすめする。
タイプの異なる婚活パーティーをとにかく体験した上で、自分にあった企画
を選んでいけばいいだろう。


■土日・月~木・金の婚活パーティー

同じ婚活パーティー事業者の同じ企画のパーティーでも、土日と月~木と
金では、それぞれ、曜日により客層も違い、往々にして異なる雰囲気の
イベントとなる。

平日夜(月~木・金)のパーティーは、通常、会社帰りのサラリーマンや
OLの参加者が大半を占める。
男性は、婚活パーティーのリピーターがヒマを持てあまして1人参加する
パターンが多い。女性は、合コンに連れ立っていく感覚で会社帰りに仲の
良い数人で参加するケースがよく見られる。
平日夜(月~木・金)のパーティーは、(特に、異業種交流パーティーの
形式にありがちだが)既婚男性や真剣に交際相手を探していない男性が
参加に混ざっていることがあるので女性は注意が必要だ。

平日の中でも、金曜の夜のパーティーは、月曜~木曜までとも雰囲気が
違う。
月~木と同様に、男女ともに会社帰りのサラリーマン・OLが多いところ
までは同じだが、全体の参加者数も多く、相対的に婚活パーティーの男性
リピーターが少なく、明るい雰囲気。
男性・女性ともにスーツ率が高く、こぎれいな格好をした参加者が多い。
週末に向けて開放的な気分の中で、パーティーも盛り上がる。

土日のパーティーは、男性も女性も、婚活パーティーのためにあえて
予定を空けて参加している方がほとんど。男性・女性ともに異性を探す
本気度が高いと言える。
ただし、男性・女性ともに、平日にくらべて、フリーターや学生など
定職を持たない参加者が目立つ。
男性・女性ともに、ハイクラスの異性を希望するなら、参加条件を絞った
企画に参加するのもいいだろう。


■開催場所による婚活パーティーの違い

婚活パーティーは、開催される地域・都市・スペースにより客層が異なり
全体の雰囲気に差が出る。

都心のターミナル駅周辺で開催される婚活パーティーは、開催都市近くまで
定期券を持つビジネスマン・OLの参加者が多い。
ビジネスマン・OLの多く集まるパーティーは、客層もよく、落ち着いた
雰囲気で、集客もいい。婚活パーティー事業者としても人気の定番イベント
として力の入れ方が違うのがふつうだ。

地域(ローカル)で開催される婚活パーティーは、参加者の多くが会場の近く
が居住地であったり、生活圏内だったりする。
出会う異性と生活圏が一緒であるメリットはある。一方、気軽に参加できて
しまうがために、男性も女性も「婚活」本気度が低いことが多い。
男性はナンパを、女性はヒマつぶしを目的とする参加者の混ざる余地が大きい。

都心か地域かどちらかの婚活パーティーを選ぶとしたら、断然、都心の
パーティーをすすめる。
客層もよく、集客もいい、事業者が力を入れる、総合的にクオリティーの高い
イベントに出会える可能性が高いからだ。

同じ都心のターミナル駅でも都市ごとに客層に違いがあり開催されるイベント
の特徴となっている。

東京では、「新宿」と「銀座」で毎日たんさくのパーティーが開かれている。
事業者にとって、いずれの都市も比較的集客しやすく一定規模の人数を集める
人気の企画を作りやすい。
集まる客層は、「新宿」と「銀座」では異なり、「新宿」のほうがより若者が 集まりカジュアルな雰囲気のパーティーになりやすい。「銀座」のほうが男性
も女性も年齢はやや上がりより落ち着いた雰囲気のパーティーになりやすい。

「六本木」「恵比寿」「麻布」「赤坂」は異業種交流パーティー形式の事業者
が得意とするエリアだ。クラブなどの大ハコを使い複数の事業者がコラボで
大人数が集まるイベントを開催している。


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