後述するが、結婚情報サービス・結婚紹介所・結婚相手紹介サービスに まつわるトラブルのほとんどは、お相手候補やお見合いをした異性など 他の利用者ではなく、事業者に対するものだ。 サービスを提供する、または、サービスを勧誘する事業者とのトラブル 解決手段として、国民生活センターが運営する消費者センターへの 問い合わせ窓口を紹介しておく。 【ホームページ】消費生活センター 独立行政法人 国民生活センターが運営する消費者センターは全国各地域に あり、専門の相談員が消費者の様々なトラブルに応対してくれる。 メールは受付ていないが、電話や書面(郵送)で相談できる。相談日や 相談時間を事前に確認の上で直接訪問しての面談にも対応。 自分1人では手に負えないケースは相談しにのってくれる力強い味方だ。 |
結婚情報サービス・結婚紹介所・結婚相手紹介サービスにまつわるトラブル のほとんどは、お相手候補やお見合いをした異性など他の利用者ではなく、 事業者に対するものだ。 結婚情報サービス・結婚紹介所・結婚相手紹介サービスの事業者は業界団体 を作り認証制度や自主規制基準を制定するなどの対策を進めるが事業者と 消費者のトラブルは依然として多い。 トラブルの典型的なケースは以下のようなものだ。 【ケース1】 多額の入会金や初期費用を納めたがサービスの提供がほとんどない。 【ケース2】 途中退会をさせてもらえない。または、会費の返金を受け付けてもらえない。 【ケース3】 入会前に知らされた、もしくは、パンフレットなどに記載されているサービス 内容と実際のサービスが激しく違う。 【ケース4】 事前に知らされずに、サービス提供後に、追加料金を請求する。事前に告知 することなく結婚が決まった後で多額の「成婚料」を請求するなど。 過去に実際に起こった事件だが、上記のようなトラブルにおいて、事業者が 利用者を恫喝・脅迫する悪質なケースもあった。 |
結婚情報サービスにまつわるトラブルのほとんどが事業者を相手とした、 サービス内容と料金に関する事項であると事前に知っていると、 いかに入会時の事業者選定と入会手続きが大切であるかが分かる。 いずれも当たり前すぎることだが、結婚情報サービスを利用する上で トラブルにならないための予防策を以下にまとめる。 ●信用のおける結婚情報サービスを選ぶ。 特に中堅以下の「結婚相談所」など事業規模の小さいサービスを選ぶ場合は 慎重に。 ●資料請求「前」に、十分に事前情報収集をする。 資料請求をすると、申込み情報をもとに事業者から電話やメールなどで 強引なセールスを受けることもある。特に、資料一括請求サービスで 考えもなく一度に複数の事業者の資料請求をすると、サービス内容をよく 吟味する間もなく、複数社の勧誘を受けて応対するだけで手一杯になり 情報収集がおろそかになりがちだ。 ●入会前に契約書をよく目を通す。 サービス内容や費用、クーリングオフ、などよく目を通してから契約する。 できれば、入会説明後すぐにサロンで契約せず、契約書をいったん持ち帰り よく読んだ上で後日提出するほうがよい。 特にチェックする項目は以下だ。 ・入会時に必要な費用 ・毎月かかる費用 ・パーティーやお見合いなどオプションでかかる費用 ・成婚料の有無と金額 ・クーリングオフや退会時の返金について ●契約書のコピーや控えは必ずとる。 中には、契約書のコピーや控えを渡さない事業者もいる。サインした契約書は 必ずコピーや写しを保管するようにしたい。 ●契約後の最初のアクションについて確認する。 入会後の最初のアクションについて確認する。入会後、サービスをすぐに利用 できるように情報を聞いておくのがいいだろう。 お問い合わせ窓口と担当者、その連絡先を聞いておく。 |