大手の結婚情報サービス事業者は、スタッフひとりひとりの応対についても 「サービスブランド」としてのありかたを重要視する。 サービスにはマニュアルが存在して、提供するサービス内容やスタッフの 行動にも一定レベルのクオリティが求められる。 大手では多いところで2~4万人の会員と毎年何千人もの新規入会者がいる。 安全・安定したサービスが保証される一方で、マニュアル的にならざるを 得ない。良くも悪くも担当者にサービスの善し悪しは左右されない。 ただし、大手では、担当者ごとやサロン・営業所ごとに会員の継続期間や お見合い件数、成婚件数を評価・競争しているのがふつうだ。 担当者やサロンに連絡して要望を出すことは、喜ばれこそすれ疎まれること はない。どんどん積極的にコンタクトをとって大いにサービスを活用したい。 大手は、広告などに掲載している数字によって、担当者やサロンごとに 気にしている数字を把握することができる。 例えば「3ヶ月以内に出会いがなければ全額返金」との告知があれば、 少なくとも3ヶ月間、担当者は、こまめに応対すること請け合いだ。 (しかし、この場合、3ヶ月後が心配。) 例えば「お見合い件数ナンバーワン」との告知があれば、何はなくとも お見合いをさせようと、担当者やサロンはあれこれと動いてくれる確率が 高い。 事業者ごとに、気にしている数字が違うので、サイトや広告での告知が サービス選定の大きなヒントにするのがいいだろう。 大手の結婚情報サービス事業者は、会員情報を独自に管理しており、 他社や結婚相談所ネットワークなど他社組織に会員情報を相互提供ない のがふつうだ。個人情報の取り扱いに不安がない。 同時に、入会した会員コミュニティがそのまま、結婚のお相手候補の集団 になる。会員コミュニティの人数や属性がサービスの質に直結する。 |
大手の結婚情報サービス事業者と個人経営規模の結婚相談所との中間に あたる経営規模の事業者。 大手の結婚情報サービスのように、ある程度、スタッフひとりひとりの応対 についても「サービスブランド」としてのありかたを意識しつつ、個人経営 規模のようなきめの細かさも兼ね備えていいたりいなかったり。 大手と比較して、スタッフや営業所・サロンごとの当たり外れがある。 中堅・個人経営規模の結婚相談所は、一部の数字にこだわる事業所を除き マッチング件数・お見合い件数・成婚退会者数など数字に鈍感なところも 多い。また、料金体系が、サービス利用期間にあまり依存しないところが 多い。そのため、入会後のサービスに不満の残るところが多いようだ。 「くらべて.com」編集部では、中堅「結婚相談所」では、マッチング件数 ・お見合い件数・成婚退会者数など数字など数字にこだわる事業者をおすすめ する。 中堅の結婚相談所 事業者は、結婚相談所ネットワークなどの組織と会員情報 を相互提供しているのがふつうだ。個人情報の取り扱いに不安が残る。 一方、結婚相談所ネットワークが保有する膨大な会員との接触が可能なので 入会する事業者独自の会員数や会員属性はあまり関係なくなる。 入会する事業者がいかに、親身になって、婚活をサポートしてくれるのか が重要になる。 |
サービスサイトや広告に、広告塔として、結婚相談所の代表者や 主任アドバイザーが大きく露出するタイプ。 個人経営規模の「結婚相談所」事業者は、サービス内容がその結婚相談所の 代表者のパーソナリティに依るところが大きい。 代表者の「婚活」に対する考え方やポリシーを含むパーソナリティとうまく 波長が合えば、満足度の高いサービスを受けられる可能性が高い。 逆もまたしかり。 個人経営規模の結婚相談所 事業者は、中堅規模の結婚相談所同様に、 結婚相談所ネットワークなどの組織と会員情報を相互提供しているのが ふつうだ。個人情報の取り扱いに不安が残る。 一方、結婚相談所ネットワークが保有する膨大な会員との接触が可能なので 入会する事業者独自の会員数や会員属性はあまり関係なくなる。 入会する事業者がいかに、親身になって、婚活をサポートしてくれるのか が重要になる。 実は、個人経営規模の結婚相談所 事業者はにおいては、代表者の結婚相談所 における実績と人脈が会員のお相手候補との接触可能範囲と大きく関係がある。 個人経営規模の結婚相談所 事業者は、結婚相談所ネットワークの特定の 同業事業者と共同で婚活パーティーを企画したり、頻繁に情報交換して お見合い実施を積極的に進めたりするケースが多い。 個人経営規模の結婚相談所 事業者はにおいては、どこのサービスを受けるか というよりも、誰のサービスを受けるか、という感覚でサービスを選んだほうが いいだろう。 |
「サービスブランド」重視の大手「結婚情報サービス」事業者では、そうでも ないが、中堅「結婚相談所」事業者や個人経営規模の「結婚相談所」事業者 においては、関東と関西でも、事業者の雰囲気は違う。 関東のほうがよりサービスが強調され、スタッフはサービスを提供する裏方 としてのイメージが強い。サイトや広告にしても、サービス内容や サービスの仕組みをアピールするものが多い。 一方、関西のほうがより人が強調される。代表者を前面に出して地域密着や 個別対応のサービスをアピールすることが多い。 |
婚活パーティーやオンラインサービスではなく、もとから結婚情報サービス をメイン事業としている事業者。 大手「結婚情報サービス」事業者のほとんどここのタイプだ。 以前は、毎月一定の結婚相手の候補を郵送報告書やサロンでの直接対話に よって紹介するサービスをメインとして、オプションまたはハイグレード のサービスでオンラインでのマッチングサービスを提供していた。 現在では、標準的なサービスにおいて、オフラインとオンラインの両方の サービスを提供するのが主流になっている。 その他、最近では、婚活パーティーがメイン事業の婚活事業者同様に、 婚活パーティーにも力を入れる傾向がある。 典型的な「結婚情報サービスがメイン事業の事業者」としては、 ツヴァイ、 パートナーエージェント、 オーネット、 ノッツェ サンマリエ |
オンラインのマッチングサービスをメイン事業としており、そこから発展 して、結婚情報サービスに参入した事業者。 2つのタイプがある。 以前より、オンライン型の結婚情報サービスとしてサービス提供しており 現在では、オンラインだけでなくサロンでのサービスも提供するように なったタイプ。 もう1つは、以前は、出会い系やコミュニティサイトなど種類の異なる オンラインのマッチングサービスをメイン事業としていたが、 現在では、オンラインの結婚情報サービスとしてサービス提供するタイプ。 前者の典型的なサービスは ブライダルネット ラウンジメンバーズとブライダルネット、 後者の典型的なサービスは ピュアアイ、 エキサイト恋愛結婚。 |
婚活パーティーをメイン事業としており、そこから発展して、結婚情報 サービスに参入した事業者。 サロンや独自オンラインシステムを作って本格的に事業展開しているところ は意外に少ない。 前者の典型的なサービスは ルミエールとBIC[ブライダル情報センター]。 |