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広義では、「結婚相談所」「結婚案内所」「結婚相手紹介サービス」など と同義。結婚を目的とした異性を紹介するサービスを指す。 日常的にも、通常、「結婚情報サービス」と「結婚相談所」「結婚案内所」 など区別して使うことはないだろう。 狭義には、「『結婚』相手となりえる異性『情報』を提供する『サービス』」 といった意味で使われる。 主に、婚活関連事業者により、次に説明する「結婚相談所」と対比的に 使われることの多い言葉。 「結婚相談所」「結婚案内所」などの言葉には、「相談」「案内」など人が 関与する言葉が含まれることから、仲介人がいて、男性と女性を引き合わせ たり、お見合いさせたりするイメージがある。 そうではなく、「結婚情報サービス」は、「情報」に焦点を当てて、結婚相手 を目的とした異性の情報提供を目的としたサービスであるとする言葉だ。 人が介在するかどうかは関係なく、パソコンやスマホ、携帯電話を利用して 直接、登録者同士が異性を見つけるサービスも含まれることを暗示させる。 実際の使われ方として、「結婚情報サービス」と名乗るサービスや事業者 は、「結婚相談所」よりもサービスの規模や運営組織が大きい場合が多い。 結婚「情報」サービスだけに、情報量(=登録者数)が、どうしても必要 だからだ。 「結婚情報サービス」は一定の登録者がおりデータ提供重視の大手サービス …と考えてもあながち外れていない。 ただ、「結婚情報サービス」よりも「結婚相談所」のほうが、よりポピュラー な言い方であることから、結婚情報サービスの事業者自身も、あるときは、 結婚情報サービス、あるときは、結婚相談所、と自らの呼び方を曖昧に使う ことも多い。 典型的な「結婚情報サービス」としては、ツヴァイ、オーネット、ノッツェなど。 加えて、パートナーエージェント、ブライダルネット ラウンジメンバーズ、サンマリエ。 |
上記とほぼ繰り返しになるが、 広義では、「結婚情報サービス」「結婚案内所」「結婚相手紹介サービス」 などと同義。結婚を目的とした異性を紹介するサービスを指す。 狭義には、「『結婚』を『相談』する『所』」といった意味。 「相談」という文字が含まれることから、仲介人がいて、男性と女性を 引き合わせたり、お見合いさせたりするイメージがある。 主に、婚活関連事業者により、「結婚情報サービス」と対比的に使われる ことの多い言葉。 実際の使われ方として、「結婚相談所」と名乗るサービスや事業者は、 「結婚情報サービス」よりもサービスの規模や運営組織が小さい場合が多い。 サービス規模や運営組織が小さいがゆえに、「地域密着」「対面コンサル ティング」など、小ささゆえの利点をアピールするケースが多い。 結婚相談所の営業には、特別の資格や認可は必要ない。 昔は、近所に1人くらい、「お見合いおばさん」や「お見合いおじさん」と 呼ばれるお節介なおばさん・おじさんがいて、結婚適齢期の男女を引き合わ せたものだが、結婚相談所は、その「お見合いおばさん・おじさん」の役割 を個人事業主や法人として果たしている組織だ。 実際、「結婚相談所」を名乗る小規模な組織では、代表や社長が、自身を 「お見合いおばさん・おじさん」と公称することも珍しくない。 地域の「お見合いおばさん・おじさん」が個人の人脈と直観でお見合いを 仲介する代わりに、結婚相談所では、結婚希望者を登録させて、組織的に 出会いを仲介する。 そして、個人事業主や中小規模の結婚相談所は、相互の会員を紹介しあい お見合いやパーティーをおこなう習慣があり、現在でも続いている(*2)。 (*1)個人情報保護の視点から、結婚相談所間での会員の紹介が問題視されることもある。 いずれも規模は多いが、典型的な「結婚相談所」としては、 BIC[ブライダル情報センター]、 関西ブライダル、など。 登録男性会員が医師・歯科医である点が特殊だが、誠心(SEISHIN)も 個別対応という点で、結婚情報サービスというよりは結婚相談所に近い。 |