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電子辞書の製造コストについて
電子辞書の製造コストを知ることは、違いの分かりにくい電子辞書という製品のコストパフォーマンスを知る上で役に立つので、ここで紹介する。
電子辞書の主な製造コストは、以下になる。
1.筐体製造費(液晶ディスプレイ以外)
2.液晶ディスプレイ
3.メモリ
4.筐体開発費
5.検索ソフトウェア開発費
6.辞書コンテンツのロイヤリティ費
このうちで、発売メーカーや機種ごとで大きく異なるのは、2と3と6だ。購入者はこれらのポイントを考えながら価格表を見るのがいい。
液晶ディスプレイの表示サイズや表示精度がよくなるほど電子辞書の価格は上がる。辞書コンテンツを多く搭載していればいるほど辞書コンテンツのロイヤリティが高くなり、また記憶容量の大きなメモリを必要とするので電子辞書は高くなる。
ただ、数年前とは異なり、3のメモリは技術革新と大量生産で容量に対する価格は大幅に下がっている。数メガ程度の容量の差はメモリの価格にあまり反映されない。とはいえ、大きな容量を必要とする音声データや画像データの搭載の有無はメモリ価格に影響してくる。それゆえ、音声データや画像データを多数含む電子辞書は必然的に高くなる。
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