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英英辞書の基礎知識
英英辞書を選ぶ場合に、まず知っておきたいことは以下の2点。【1】英英辞書には、英語を母国語とする読者を対象とした辞書と、英語を学習する外国人読者を対象とする辞書がある。【2】説明の中に織り込まれている用例は、生の英語から引用しているものと学習者向けに作られたものとがある。
有名な英英辞書を以下に。(英語の見出し語から英語の説明を引く狭義の「英英辞書」のみを列挙しています)
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ロングマン現代アメリカ英語辞典-Longman Advanced Learner's Dictionary of Current English
:英語を学習する外国人読者を対象とした代表的な英英辞書。英語を母国語とする読者向けの英英辞書では、「apple」と引くと(当然知っているものとして)リンゴそのものの説明よりも慣用表現や用例や成句などの情報が充実しているものだが、外国人学習者向けの辞書では、たとえ「apple」でも言葉の定義を中心に解説することになる。
多くの電子辞書で採用されている。
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コンサイス・オックスフォード英英辞典-Concise Oxford Dictionary
:英語を母国語とする読者を対象とした代表的な英英辞書。世界的に有名な英語辞書「Oxford English Dictionary」から派生した英語辞典。
セイコーの電子辞書で採用されているものが多い。
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コウビルド英英辞典-Collins COBUILD English Dictionary
:英語を学習する外国人読者を対象とした代表的な英英辞書のひとつ。ロングマン現代アメリカ英語辞典のように定義調ではなく、独特の書式によるフルセンテンスの解説が特長。用例にコーパスからの生の英語を多用していることでも有名。
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