電子辞書《英語重視タイプ》・独断的おすすめ
(2017.2.14更新)

【参考】過去(2016年10月)の電子辞書のおすすめはこちら

たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめ電子辞書を提示します。



お待たせしました。2017年版、「電子辞書 独断的おすすめ」は公開!

お待たせしました。 当サイトの人気コンテンツ「電子辞書 独断的おすすめ」2017年版を公開する。
公開が遅れた事情を少し説明する。

この「電子辞書 独断的おすすめ」の記事は、電子辞書を10年以上追っかけているライターが、 コストパフォーマンスも考慮して、おすすめの電子辞書を断言するのが特徴だ。
しかし、今年は例年と違い、カシオの2017年春モデルが発売予定日になってもAmazonで販売されない事態が発生。
コストパフォーマンスはAmazon価格を基準にしていたため、評価しにくい状態が続いたのだ。

詳しい評価記事の前に、2017年春モデルの新製品と発売時期は以下のようになっている。まずザッと見よう。

<カシオ>
1/20【XD-G4800】アマゾン 高校生モデル
1/20【XD-G3800】アマゾン 中学生モデル
1/20【XD-G8000】アマゾン 生活・ビジネスモデル
2/10【XD-G20000】アマゾン プロフェッショナルモデル
2/10【XD-G9800】 英語モデル

<シャープ>
1/19 【PW-SH4】アマゾン 高校生モデル
2/9 【PW-SJ4】アマゾン 中学生モデル
1/19 【PW-SB4】アマゾン ビジネスモデル
2/9 【PW-SA4】アマゾン 生活/教養モデル

カシオの2017年モデルは製品番号「XD-G」ではじまるシリーズだ。「XD-Y」ではじまるシリーズは2016年春モデルなので、この時期、購入間違いのないよう注意したほうがいい。
シャープの2017年モデルは例えば「PW-SH4」など製品番号の末尾が「4」のシリーズだ。末尾「3」のシリーズは2016年モデルなので、はやり購入間違いに注意しよう。

新製品リリースを見る限り2017年春モデルの電子辞書自体に驚きはない。両社ともに旧モデルをさらに進化させた製品群だ。
ただ、まだ発展途中のようだが、カシオ電子辞書の英語学習専用機やスマホアプリとの連携機能は注目だ。 電子辞書や学習機器がオンラインサービスとつながる。 昨年末に発表したカシオ・旺文社・毎日新聞社によるオンライン上での新検定試験(英語対応力検定)への対応も予想される。


電子辞書比較[2017年]はこちら


2017年、タイプ別の電子辞書の相場

【2017年】
最上位モデル 42,000円~56,000円
生活/教養モデル 19,000円~32,000円
ビジネスモデル 21,000円~48,000円
高校生モデル 22,000円~31,000円
中学生モデル 19,000円~29,000円
コンパクトタイプ 12,000円~21,000円


【解説】
まず、上記の読み方だが、例えば、今、高校生モデルの電子辞書を購入する場合、昨年またはそれ以前に発売の形落ち製品も含めて「22,000円~31,000円」程度はかかる、という意味。
新品の相場。中古品は含まない。つまり、型落ちの場合は、いわゆる「新古品」となる。中古品の場合、もっと安い製品もあるだろう。

2017年は、最上位モデルおよびビジネスモデルの相場が、例年よりも上がっている。
生活・教養モデル、高校生モデル、中学生モデルなどは、例年並みかやや下がっている。
大雑把に言うと、最上位モデルおよびビジネスモデルを除き、2017年春モデルは、実売価格30,000円前後。
型落ちの2016年春モデルは、実売価格20,000円前後が多くなっている。

新製品を買うなら予算は3万円。2万円予算なら、型落ち2016年モデルを中心に考えるといい。

なお、ネットで購入する場合、発売日直後は、予約価格から値下がりせず、異常に高いままのことがあるで注意しよう。
例えば、2015年春モデル「XD-K9800」は、予約価格35,000円だったが、発売後1ヶ月足らずで30,000円を切る価格になっている。
ここで提示した相場よりも高い価格で販売されている場合、待てるなら1ヶ月ほど待ったほうが無難だ。


電子辞書比較[2017年]はこちら


ハズしなく、手堅くいくなら、カシオの電子辞書・2017年春モデル!

(毎年、言っていて恐縮ですが…)
価格が下がっているとはいえ、安い買い物ではないので、後で悔やむような製品は買いたくない。
ハズしなく、手堅い選択をするなら、カシオの電子辞書を選択の軸として考えることをおすすめする。
カシオは、長い間、電子辞書シェアNo.1。業界をリード。「ビジネス」「生活・教養」「英語学習」「高校生向け」「中学生向け」…といった様々なニーズに対応した製品を提供している。

2017年は、最上位モデルと生活・ビジネスモデルがやや高い価格設定なのが少し残念。
例年に比べるとコストパフォーマンスはやや落ちるが、それでも、カシオの電子辞書はさすがの安定感だ。

カシオは、毎年、春の入学・入社シーズンに合わせて新ラインナップを発売する。 2017年の新シリーズは「XD-G」で始まる製品群だ。 2016年「XD-Y」シリーズで搭載した英語学習におけるボキャブラリー、リスニング、スピーキングの学習進捗を確認できる新機能「イングリッシュ・トレーニングジム」を発展。 さらに、学習プランで英語が学べる「ジムトレプラン」を搭載。
要するに、英語学習アプリが強化された製品群だ。

機能性重視なら新シリーズを。価格重視なら型落ちした昨年のシリーズ「XD-Y」で始まる製品群を買う手もある。

以下に、カシオの2017年モデルをタイプと2016年10月の実売価格とともに取り上げる。

<2017年モデルの主要ラインナップ>
1/20【XD-G4800】アマゾン 高校生モデル・30,000円程度
1/20【XD-G3800】アマゾン 中学生モデル・28,000円程度
1/20【XD-G8000】アマゾン 生活・ビジネスモデル・32,000円程度
2/10【XD-G20000】アマゾン プロフェッショナルモデル・56,000円程度
2/10【XD-G9800】 英語モデル・48,000円程度

上にあげた電子辞書は、大げさに言うと「これを選んでおけば8割の方は満足できる」。
少なくとも、いろいろな製品を比較検討する場合の比較の対象にはなる。電子辞書をこれから購入しようとする方は、チェックしてみてはどうか。


電子辞書比較[2017年]はこちら


高校生向けの選択肢。【XD-G4800(カシオ)】【XD-Y4800(カシオ)】【XD-SC4300(カシオ)】【XD-K4800(カシオ)】【PW-SH4(シャープ)】【PW-SH3(シャープ)】

2017年、高校生向けは、いろいろな選択肢がある。
まず、候補となるであろう電子辞書を2017年2月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ2017年モデル>
【XD-G4800】アマゾン 2017年春モデル・30,000円程度
<カシオ2016年モデル>
【XD-Y4800】アマゾン 2016年春モデル・26,000円程度
【XD-SC4300】アマゾン 2016年春モデル/エントリータイプ・22,000円程度
<カシオ2015年モデル>
【XD-K4800】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
<シャープ2017年モデル>
【PW-SH4】アマゾン 2017年春モデル・30,000円程度
<シャープ2016年モデル>
【PW-SH3】アマゾン 2016年春モデル・20,000円程度

3万円の予算があるなら、2017年春モデル【XD-G4800】が無難。
今年のモデルにこだわらないならシャープの2016年春モデル【PW-SH3】もおすすめだ。何しろ2万円台前半で買えるリーズナブルさは魅力的。
カシオにこだわるなら、2016年発売の高校生エントリーモデル【XD-SC4300】も2万円台前半で候補に上がるかもしれない。 ただし、カシオのエントリーモデル【XD-SC4300】は、2016年春モデルの高校生向け【XD-Y4900】【XD-Y4800】と型番も違うように、機能性やコンテンツ数で大きな違いがある。購入するなら、欲しいコンテンツと機能があるか確認してからがいいだろう。

なお、上記は、近年の高校生モデルすべてを挙げたわけではない。 昨年、一昨年の高校生モデルでも、【XD-Y4900】【XD-K4900】といった、価格と機能性・搭載コンテンツのバランスの悪い電子辞書は省いている。


電子辞書比較[2017年]はこちら


リビングに置いて家族みんなで使うなら、【XD-G8000(カシオ)】【XD-Y6500(カシオ)】【XD-K6700(カシオ)】【PW-SA4(シャープ)】【PW-SA3(シャープ)】

リビングに置いて家族みんなで使うなら、「生活・ビジネス」「生活・教養」などのタイプの電子辞書がいい。
候補となるのは、以下だ。
<カシオ>
【XD-G8000】アマゾン 2017年春モデル・32,000円程度
【XD-Y6500】アマゾン 2016年春モデル・24,000円程度
【XD-K6700】アマゾン 2015年春モデル・20,000円程度
<シャープ>
【PW-SA4】アマゾン 2017年春モデル・29,000円程度
【PW-SA3】アマゾン 2016年春モデル・22,000円程度

以前、シニアをターゲットにした電子辞書がたくさん発売された時期もあったが、 2017年は、シニア狙いというよりは、「一家に一台」「リビングに置いてみんなで使う」といった、 いろいろな利用シーンで幅広く使える1台が複数発売された。

よく使う、国語辞典、英和・和英辞典の他、百科事典や図鑑、用語集などが充実しているのが特徴だ。

上記で挙げた中で、【XD-G8000】は、ビジネス(お父さんの仕事の調べ物)や大学レベルの学習など、より幅広く利用できる電子辞書だ。利用シーンは多そうだが、価格はやや高め。
その他、【XD-Y6500】【XD-K6700】【PW-SA4】【PW-SA3】は、搭載コンテンツと機能性では傾向が似ている。
このタイプの電子辞書は、だいぶ安くなってきており、2万円台前半程度で手に入ることも多い。安くなっているときに、タイミングよく購入するのがいいだろう。


電子辞書比較[2017年]はこちら


英語学習用の電子辞書選び。上級者と中級・初学者でオススメは違う。

英語学習用は、上級者と中級・初学者でオススメする電子辞書は違う。

上級者であれば、カシオの英語モデルで決まりだ。
ただ、残念なことに、今年の英語モデルは、例年よりもやや高い。
価格を見ながら、過去の型落ちモデル(昨年やその前など)まで含めて考えるといい。
2017年モデルと2016年モデル、2015年モデルを2017年2月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ>
【XD-G9800】アマゾン 2017年春モデル・48,000円程度
【XD-Y9800】アマゾン 2016年春モデル・34,000円程度
【XD-K9800】アマゾン 2015年春モデル・30,000円程度

上記の電子辞書は、他とくらべて英語辞書コンテンツ数が飛び抜けている。
また、TOEICテストやTOEFLテスト関連コンテンツが充実しており英語上級者も満足できる。

中級・初学者であれば、カシオの高校生向けまたはシャープの大学生・ビジネスモデルが候補として上げられる。
それらに加えてカシオの2017年春モデルでは生活・ビジネスモデルも候補に入れていいだろう。
2017年モデルと2016年モデル、2015年モデルを2017年2月現在の実売価格とともに取り上げる。

<カシオ:高校生向け>
【XD-G4800】アマゾン 2017年春モデル・30,000円程度
【XD-Y4800】アマゾン 2016年春モデル・26,000円程度
【XD-K4800】アマゾン 2015年春モデル・23,000円程度
<シャープ:大学生・ビジネス>
【PW-SB4】アマゾン 2016年春モデル・26,000円程度
【PW-SB3】アマゾン 2016年春モデル・26,000円程度

上記の電子辞書は、中級・初学者に人気の単語学習やTOEICテスト対策のコンテンツが充実している。
2017年春モデルの生活・ビジネスタイプ「XD-G8000」を入れないのは学習コンテンツで高校生向けに比べると見劣りがするからだ。

実売価格では、2017年モデルよりも2016年モデル、2016年モデルよりも2015年モデル、と古いほど安くなる。
しかし、カシオでもシャープでも、最近の電子辞書になるほど搭載アプリなどによる英語学習機能が強化されている。予算が許すなら、より新しいモデルのほうが英語学習には、おすすめだ。


電子辞書比較[2017年]はこちら


コンパクトサイズの電子辞書なら、【XD-CV900(カシオ)】【PW-NA1(シャープ)】【PW-NK1(シャープ)】

2017年春モデルよおび2016年発売モデルでは、新しいコンパクトタイプの電子辞書は発売されなかった。
そのため、コンパクトタイプの電子辞書は、2015年発売の3モデル(カシオ1つ、シャープ2つ)が有力候補だ。

2台目、3台目としても人気のあるコンパクトタイプの電子辞書だが、 2015年、カシオとシャープがそれぞれそコンテンツと機能性を制限して価格を抑えた製品を投入してきた。
コンパクトタイプで現在市場に出回っている電子辞書は以下。2017年2月の実売価格とともに掲載する。

<カシオ2015年モデル>
【XD-CV900(カシオ)】アマゾン 20,000円程度
<シャープ2015年モデル>
【PW-NA1(シャープ)】アマゾン 12,000円程度
【PW-NK1(シャープ)】アマゾン 12,000円程度

なお、ここで言うコンパクトタイプの電子辞書には、簡易辞書(「コンサイス英和・和英」等)を収録した廉価版電子辞書は含まない。また、特殊な形態の電子辞書も含まない。
上記3機種に共通しているのは、コンテンツと機能性を制限して価格を抑えていることだ。いずれも実売価格20,000円以下。「PW-NA1」「PW-NK1」に至っては1万円台前半になろうとしている。
簡単な特徴を以下にまとめる。

【XD-CV900(カシオ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。英語に特化した電子辞書。カラー液晶で音声対応。コンテンツは英語に偏っている。
【PW-NA1(シャープ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。タイプライターキー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録
【PW-NK1(シャープ)】アマゾン 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。50音順キー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録


電子辞書比較[2017年]はこちら