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2010年、高校生向けは選択肢が多い。ベストは【XD-A4800(カシオ)】【Brain PW-GC610(シャープ)】。ベターは【XD-SF4800(カシオ)】【パピルス PW-GM510(シャープ)】。さらに押さえで【wordtank S502(キヤノン)】も候補。
2010年、高校生向け電子辞書は、選択が迷ほど充実している。
機能性重視で、予算をかけられるなら「XD-A4800(カシオ)」「Brain PW-GC610(シャープ)」で決まり。いずれも、カシオとシャープの最新筐体と最新機能、高校生向け最新コンテンツを搭載したカラー液晶の電子辞書。高校生向けにターゲットを絞った機能やコンテンツも充実しているが、大学・社会人となっても十分に使えるモデルと言える。
「XD-A4800(カシオ)」は、2009年高校生向けとして、「くらべて.com」編集部でもイチオシだった、「XD-SF4800(カシオ)」の後継機。機能性とコンテンツの総合力が魅力。ハズしはない。
「Brain PW-GC610(シャープ)」は、動画再生にも対応したシャープ電子辞書のフラッグシップモデル。お洒落雑貨のような筐体カラーバリエーションも魅力。
各社の高校生向け最新モデルだが、高校生向けということもあり、実売3万円程度。
3万円はキビシイというなら、予算2万円コース。「XD-SF4800(カシオ)」「Brain PW-GM510(シャープ)」はどうだろうか。
「XD-SF4800」は、上記のとおり、2009年高校生向けとして、「くらべて.com」編集部でもイチオシだった電子辞書。
多機能&多コンテンツながら価格を抑えカラーバリエーション揃える普及機。業界トップレベルの機能性とバランスのとれたコンテンツながら、昨年実売価格2万円前半、今年は15,000円前後という高いコストパフォーマンス。まだまだ現役。
社会人や生活実用向けの電子辞書としても「XD-SF4800」は活躍。大学受験レベルの生物・物理・化学・日本史・世界史などなどのコンテンツが充実しており、ちょっとした調べ物なら十分こなせる。
ただし、最新の「XD-A4800(カシオ)」と違い、モノクロ画面。また、カシオのカタログにも掲載されなくなっているので、オンラインショップや店頭で在庫確認が必要。
「パピルス PW-GM510」は、2010年発売だが、カラー液晶を搭載していない「パピルス」ブランドの電子辞書。メーカーとして、高校生向けに、あえて価格を抑えたモデルを投入した。実売3万円の「Brain PW-GC610(シャープ)」に対して、さらに実売価格を抑えたモデル。実売2万円を切る。
コンテンツ数が43種類と絞りに絞っているが、高校生向けに人気のコンテンツを必要十分に搭載。高校生が使うぶんには、まず不便を感じないだろう。
さらに、予算2万円もキビシイというなら、予算1万円コース。「wordtank S502(キヤノン)」を提案する。
「wordtank S502」は、キヤノンが、2009年11月に投入した、戦略製品のひとつ。カラー液晶搭載コンパクトサイズの電子辞書。
コンテンツは、絞りに絞った、「国語辞典」「漢字辞典」「ジーニアス英和大辞典」「ウィズダム和英辞典」「オックスフォード現代英英辞典」などわずか6種類。一方、実売1万円を切る価格を実現している。
高校生に限らず社会人でも、辞書引きは、国語辞典・英和辞典・和英辞典しかほとんど使わないことを考えると、コンテンツを絞ってサッと使える1万円の電子辞書は十分選択肢のひとつとなり得るだろう。ただし、音声再生機能もないので、リスニング学習対策には別のツールを必要とする。
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