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新しいモノ好きなら、他のデジタルツールにも類を見ないユニークさを持つ【SR-G6100NH(セイコーインスツル)】【PW-AC10(シャープ)】
2010年前半に登場した電子辞書に搭載された新機能の中で、注目されるのは、(1)シャープ電子辞書「PW-AC920」「PW-GC610」に搭載された動画コンテンツとその再生機能、(2)セイコーインスツル電子辞書「SR-G7001M」「SR-G6001M」に搭載された名刺ビューワー機能、以上の2つ。
前者は、電子辞書の画面でブリタニカ百科事典などの動画コンテンツが見られるというもの。インターネット経由で、予備校の講義映像やNHK教育テレビの実験映像なども購入できる。後者は、セイコーインスツルのパソコンとの連携機能「PASORAMA」モデルの電子辞書において、パソコン経由でデジタル名刺データを収録できるというもの。ただし、名刺ビューワー機能を利用するには、別売で名刺管理ソフトが必要になる。
2010年後半に登場した電子辞書で注目は、NHK「ラジオ英会話」1年分の音声とテキストを収録した「SR-G6100NH(セイコーインスツル)」と片手操作の世界最軽量カラー電子辞書「PW-AC10(シャープ)」。
そうした状況をふまえつつ、2011年度、新しいモノ好きには、2010年後半に登場した注目の2機種「SR-G6100NH(セイコーインスツル)」または「PW-AC10(シャープ)」をイチオシする。
推薦するポイントは、他のデジタルツールにも類を見ないユニークさ。
2010年中は、2010年前半に登場した、動画コンテンツ収録の電子辞書を推していたが、わずか半年余りで、デジタルツールを取り巻く環境は一変している。スマートフォンでもデジタルテレビでも簡単にできるようになった今では、新しいもの好きには、動画視聴のユニークさはあまり魅力を感じないだろう。
名刺ビューワー機能も、Evernoteなどで名刺データをクラウドで利用するユーザーが多くなった今、いろいろなデジタルツールやソフトウェアが出回り電子辞書と連携することの斬新さは薄れている。
「SR-G6100NH(セイコーインスツル)」や「PW-AC10(シャープ)」には、他のデジタルツールでは真似の出来ない特長がある。購入を検討する方は、是非とも、店頭で実機を触って真新しさを体感して欲しい。
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