電子辞書《英語重視タイプ》・独断的おすすめ
(2015.8.28更新)

【参考】過去(2015年2月)の電子辞書のおすすめはこちら

たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめ電子辞書を提示します。



2015年(通年)、タイプ別の電子辞書の相場

生活/教養モデル 22,000円~40,000円
ビジネスモデル25,000円~40,000円
高校生モデル23,000円~30,000円
中学生モデル20,000円~25,000円
コンパクトタイプ 15,000円~23,000円


電子辞書比較[2015年8月]はこちら


ハズしなく、手堅くいくなら、カシオの電子辞書・春モデル!

価格が下がっているとはいえ、安い買い物ではないので、後で悔やむような製品は買いたくない。
ハズしなく、手堅い選択をするなら、カシオの電子辞書を選択の軸として考えることをおすすめする。
カシオは、長い間、電子辞書シェアNo.1。業界をリード。「ビジネス」「生活・教養」「英語学習」「高校生向け」「中学生向け」…といった様々なニーズに対応した製品をリーズナブルな価格で提供している。
加えて、2014年、セイコーインスツルは電子辞書撤退を発表。キヤノンも新たな製品をリリースしていない。実質、電子辞書メーカーは、カシオとシャープの2社だけになっている。

カシオは、毎年、春の入学・入社シーズンに合わせて新ラインナップを発売する。2015年の新シリーズは「XD-K」で始まる製品群だ。機能性重視なら新シリーズを。価格重視なら型落ちした昨年のシリーズ「XD-U」で始まる製品群を買うのもいい。

電子辞書は、前年の12月頃~1月頃、メーカー各社が新ラインナップを発表・発売する。 この記事を書いている8月下旬は、2015年春モデルはもちろん、6月~8月にかけての追加製品(例年、春モデルのマイナーチェンジモデルが投入される)も出揃った時期だ。今頃から年末商戦直前まで、電子辞書がもっとも安く手に入る。

以下に、電子辞書の選択基準ともなる、カシオの2015年モデルをタイプと2015年8月の実売価格とともに取り上げる。

<2015年8月、新発売の電子辞書>
【XD-CV900】 コンパクト(英語)・22,000円程度
【XD-K6700】 生活/教養・33,000円程度
【XD-K8700】 ビジネス・38,000円程度

<2015年モデルの主要ラインナップ>
【XD-K18000】 最上位モデル・43,000円程度
【XD-K9800】 英語モデル・33,000円程度
【XD-K6500】 生活/教養・22,000円程度
【XD-K8500】 ビジネス・25,000円程度
【XD-K4800】 高校生・26,000円程度
【XD-K3800】 中学生・22,000円程度

上にあげた電子辞書は、大げさに言うと「これを選んでおけば8割の方は満足できる」。
少なくとも、いろいろな製品を比較検討する場合の比較の対象にはなる。電子辞書をこれから購入しようとする方は、チェックしてみてはどうか。

実質、カシオ電子辞書の価格が業界基準となっている。
2015年、新品の新製品の購入する場合、タイプ別の電子辞書の相場(購入者が覚悟しておく予算)は次のようだ。9月~11月はもっとも安く手に入る時期なので、下限で入手できる可能性は高い。
例えば、生活/教養モデルの電子辞書を2万円以下で購入しようとすると、型落ちや中古なども視野に入れて探すのがいいだろう。

<2015年(通年)、タイプ別の電子辞書の相場> ※再掲載
生活/教養モデル 22,000円~40,000円
ビジネスモデル25,000円~40,000円
高校生モデル23,000円~30,000円
中学生モデル20,000円~25,000円
コンパクトタイプ 15,000円~23,000円


電子辞書比較[2015年8月]はこちら


高校生向けは、選択肢は限られる。【XD-K4800(カシオ)】【XD-K4900(カシオ)】【PW-SH2(シャープ)】あたり

高校生向けは、もともと選択肢は限られる。
まず、候補となるであろう電子辞書を2015年8月現在の実売価格とともに取り上げる。

【XD-K4800】 2015年春モデル・26,000円程度(2015年2月は30,000円程度)
【XD-K4900】 2015年春モデル/進学校タイプ・31,000円程度(2015年2月は42,000円程度)
【XD-U4800】 2014年春モデル・24,000円程度(2015年2月は23,000円程度)
【XD-SC4200】 2014年春モデル/エントリータイプ・17,000円程度(2015年2月は18,000円程度)
【PW-SH2】 2015年春モデル・25,000円程度(2015年2月は26,000円程度)
【PW-SH1】 2014年春モデル・23,000円程度(2015年2月は18,000円程度)

お金があるなら、もしくは、祖父母や親戚からのプレゼントとして予算を気にする必要がないなら【XD-K4900】で決まり。

2015年2月の実売価格を併記することで分かるが、高校生向けモデルは、1年を通してあまり価格の変動がない。
進学校タイプの「XD-K4900」は、2月時点で42,000円程度だったものが31,000円程度となり大きく値下がりしているが、その他は入学シーズンを過ぎても数千円安くなる程度だ。
2016年入学の高校生なら、2016年春モデル発売後に購入を検討するのがいい。予算から2015年春モデルを買うにしても、2016年春モデル発売時期がもっとも安くなる。

2014年モデルと2015年モデルの違いを少し解説しておく。

カシオの電子辞書で悩んでいるなら、XD-K4800がおすすめだ。XD-K4900は進学校モデルで魅力的だが、XD-K4800よりまだ5千円程度は高い。差分のコンテンツは5千円の価値があるかは微妙だ(※「百人一首」や「高校数学解法辞典」など地味だけどあれば欲しいコンテンツが抜けている)。
2015年モデルは、2014年モデルXD-U4800とは見た目も明らかに違う。また、XD-K4800は、2014年モデルXD-U4800より、ネイティブの音声コンテンツも10万語から20万語に倍増している。価格差のなくなるこの時期に旧モデルを購入するメリットはほとんどない。

シャープの電子辞書で悩んでいるなら、2015年モデルにするか2014年モデルにするか選択は微妙だ。 2014年春モデルのPW-SH1は、シャープの2015年モデルPW-SH2との見た目の違いも小さいし、高校生向けの電子辞書として、コンテンツ・機能性ともに魅力的な内容だ。英和辞典だけでなく、引き比べの多い古語辞典も複数収録。国語辞典も人気の新明解を収録している。


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シニア向けなら、【XD-K6500(カシオ)】を軸。さらに予算があるなら【XD-K6700(カシオ)】。より図鑑や写真集を楽しむなら【PW-SA1(シャープ)】

最近、電子辞書メーカーは、シニア向けに力を入れている。
シニアたちは、魅力的な商品やサービスであれば、気前よくお金を落としてくれるからだ。
まず、候補となるであろう電子辞書を2015年8月現在の実売価格とともに取り上げる。

【XD-K6700】 生活/教養・33,000円程度 ※2015年8月発売

【XD-K6500】 生活/教養・22,000円程度(2015年2月は26,000円程度)
【XD-U6900】 生活/教養・33,000円程度(2015年2月は30,000円程度)
【PW-SA2】 2015年春モデル・25,000円程度(2015年2月は28,000円程度)
【PW-SA1】 2014年春モデル・19,000円程度(2015年2月は18,000円程度)

コンテンツや機能性の比較をさしおいて、シニアが使うなら【XD-K6500】をおすすめする。2015年8月、上位機種が出て型落ちとなり、価格も20,000円オーバー程度。リーズナブルだ。
おすすめの理由は、入力キーのボタンの大きさ。XD-K6500の入力キーのボタンは他と比べて大きい。カシオ2014年モデルもシャープの2015年・2014年モデルも、手元の入力キー面に手書き入力パネルがあるため、入力キーのボタンの大きさが小さい。
XD-K6500は、手書き入力機能はあるが、手書き入力は表示ディスプレイ上でおこなう。(そもそも、電子辞書で、あまり手書き入力は使わない。)XD-K6500は、入力キーのボタンが大きくてシニアでも快適に検索できる。
予算があるなら、【XD-K6500】よりコンテンツ数が20増えた上位機種【XD-K6700】がいいだろう。

搭載コンテンツで比較するなら、2014年モデルだが、【XD-U6900】の搭載コンテンツ数と質は魅力的だ。
XD-U6900は、170コンテンツ搭載(XD-K6500は120コンテンツ)。特に、シニア好みの生活・実用系や用語系(金融用語・不動産用語等)が充実している。もちろん、百科事典や海外旅行会話集、俳句歳時記、家庭の医学などシニア向け電子辞書の定番コンテンツは収録している。

シャープの生活・教養タイプ【PW-SA2】【PW-SA1】は、シャープ自慢のカラーディスプレイで収録した図鑑や写真集を見るのが楽しそうだ。
特に、2015年8月、【PW-SA1】は、20,000円を切る程度まで価格が下がっている。コストパフォーマンスが上がりおすすめ。


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英語学習用の電子辞書選びは、まず「英語学習専用」とするか「英語学習以外でも利用」とするかを決める。

英語学習用の電子辞書選びは、まず「英語学習専用」とするか「英語学習以外でも利用」するかを決める。

「英語学習専用」とするなら、カシオのビジネスタイプか英語学習タイプから選ぶといい。理由は、以下だ。 (1)複数辞書の串刺し検索がしやすい(2)英英辞典収録(3)英語辞書コンテンツに加えて英語学習コンテンツも充実。

カシオのビジネスタイプや英語学習タイプではなく、コンパクトタイプや高校生タイプから選ぶとリーズナブルでいいが、英英辞典がなかったり機能性で劣っていることがある。 カシオではなくシャープで選ぶ場合、2015年春モデル「PW-SB2」は英語コンテンツが充実しているので候補に加えてもいい。しかし、シャープでは、製品数が少ないので予算に応じて選択する自由がない。

具体的には、製品番号「XD-K」または「XD-U」ではじまる以下が候補となる。2015年8月現在の実売価格とともに取り上げる。

【XD-K8700】 ビジネス・38,000円程度 ※2015年8月発売

【XD-K8500】 2015年モデル・30,000円程度(2015年2月は30,000円程度)
【XD-K9800】 2015年モデル・32,000円程度(2015年2月は予約価格44,000円程度)
【XD-U8600】 2014年モデル・34,000円程度(2015年2月は25,000円程度)
【XD-U9800】 2014年モデル・25,000円程度(2015年2月は34,000円程度)
【XD-U8500】 2014年モデル・22,000円程度(2015年2月は22,000円程度)

番外編
【XD-U6500】 2014年モデル(高校生タイプ)・18,000円程度(2015年2月は18,000円程度)
【XD-CV900】 コンパクト(英語)・22,000円程度 ※2015年8月発売

個人的には、学習用の電子辞書にあまり予算をかけたくないのでXD-U8500あたりが魅力的だ。本音を言うと2万円を超したくないので、自腹なら、型落ちだし高校生タイプではあるがXD-U6500あたりを購入する。ただし、前述のとおり英英辞典はないなどの欠点はある。

「英語学習以外でも利用」するなら、カシオやシャープのすべての電子辞書が対象となる。最近の電子辞書は、ほぼすべてが英和と和英1冊ずつくらいは収録している。搭載コンテンツや予算に応じて選択すればいい。

メーカー関係なく、予算感としては以下のようになる。
プロ向け(ビジネスの現場で英語を活用するタイプ)だと40,000円~50,000円程度。
上級英語学習者向けだと30,000円~40,000円程度。
大学生レベルの英語学習者だと20,000円~30,000円程度。


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コンパクトサイズの電子辞書なら、1万円前後【XD-C500(カシオ)】【PW-AM700(シャープ)】【PW-AM500(シャープ)】が本命

ここ数年、コンパクトタイプの電子辞書において、大きなニュースはなかったが、今年は事情が違う。 今年は、コンパクトタイプの電子辞書が注目されている。 春以降のカシオとシャープの新製品発表には、それぞれコンパクトタイプの電子辞書が含まれていた。手頃な価格のコンパクトタイプ電子辞書をぞれぞれ発売した。

2台目、3台目としても人気のあるコンパクトタイプの電子辞書だが、カシオとシャープがそれぞれそコンテンツと機能性を制限して価格を抑えた製品を投入してきた。
新製品とともに、いまだに2011年モデル、2012年モデルが市場に出回っている。
なお、ここで言うコンパクトタイプの電子辞書には、簡易辞書(「コンサイス英和・和英」等)を収録した廉価版電子辞書は含まない。また、特殊な形態の電子辞書も含まない。

コンパクトタイプで現在市場に出回っている電子辞書は以下。2015年8月の実売価格とともに掲載する。

<2015年モデル>
【XD-CV900(カシオ)】 22,000円程度 ※2015年8月発売
【PW-NA1(シャープ)】 15,000円程度 ※2015年8月発売
【PW-NK1(シャープ)】 15,000円程度 ※2015年8月発売

<2011年以前モデル>
【XD-C500(カシオ)】 10,000円程度(2015年2月は9,000円程度)
【PW-AM700(シャープ)】 9,000円程度(2015年2月は9,000円程度)
【PW-AM500(シャープ)】 11,000円程度(2015年2月は12,000円程度)

新製品のコンパクトタイプの電子辞書は、コンテンツは新しく機能性も優れているが、2011年以前モデルは1万円前後とリーズナブル。この価格は魅力的だ。
本命の【XD-C500(カシオ)】【PW-AM700(シャープ)】の特徴をまとめると以下となる。いずれも1万円台のコンパクト電子辞書だ。

【XD-C500(カシオ)】50コンテンツ搭載。カラー液晶だが音声は非対応。広辞苑の他、日本史事典や俳句季題便覧などを搭載。英和・和英も搭載。
【PW-AM700(シャープ)】30コンテンツ搭載。モノクロ液晶だが音声に対応。広辞苑の他、百科事典搭載。タイプライターキー配列
【PW-AM500(シャープ)】30コンテンツ搭載。モノクロ液晶だが音声に対応。広辞苑の他、百科事典搭載。50音順キー配列

【XD-CV900(カシオ)】 20コンテンツ搭載。英語に特化した電子辞書。カラー液晶で音声対応。コンテンツは英語に偏っている。
【PW-NA1(シャープ)】 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。タイプライターキー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録
【PW-NK1(シャープ)】 20コンテンツ搭載。モノクロ液晶で音声非対応。50音順キー配列。国語・漢和・英和・和英・百科事典・旅行会話を収録


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