電子辞書《中国語学習タイプ》・独断的おすすめ
(2017.2.1更新)

【参考】過去(2016年)の独断的おすすめはこちら

たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの中国語学習向け電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめの電子辞書を提示します。



新発売の中国語モデルが安くなり、選択肢はカシオの4機種だけに。【XD-G7300】【XD-Y7300】【XD-CV730】【XD-K7300】

結論から言う。 中国語モデルの電子辞書の選択肢は次のカシオ4製品だけ。【XD-G7300】【XD-Y7300】【XD-CV730】【XD-K7300】だ。

2017年2月、カシオから2017年春モデルとして中国語モデル「XD-G7300」が発売となった。実売価格40,000円前後。 それに伴い、2016年春モデルの中国語モデル「XD-Y7300」が型落ちとなり、実売価格30,000円前後となった。 2015年春モデルの中国語モデル「XD-K7300」も、実売価格30,000円前後。 2015年8月発売の機能とコンテンツを絞ったコンパクトタイプの電子辞書「XD-CV730」は実売価格14,000円前後。

それ以前に発売されたオーソドックスな中国語タイプの電子辞書は、「XD-K7300」よりも機能性やコンテンツで劣りながらもオンラインでの実売価格30,000円前後がほとんど。 それ以前に発売されたリーズナブルな中国語タイプの電子辞書は、「XD-CV730」よりも機能性やコンテンツで劣りながらもオンラインでの実売価格10,000円~14,000円前後だ。

昨年末以降、カシオ以外のメーカー含めて、他に新しい中国語タイプの電子辞書は発売されていない。人気がありながら旧タイプの電子辞書しか搭載されていない中国語コンテンツはほとんどない。
そうした状況で、今、あえて旧タイプの電子辞書を購入するのであれば、新製品よりも安くなければ意味がないが、新発売または昨年発売の電子辞書が十分安くなってしまった。


電子辞書比較・中国語[2017年]はこちら


予算があるなら、4万円【XD-G7300(カシオ)】。

予算があるなら、カシオの中国語タイプ最新・最上級モデル「XD-G7300」で決まりだ。

2017年2月、2017年春モデル「XD-G7300」は実売価格40,000円前後。予算があるなら、カシオの中国語タイプ最新・最上級モデル「XD-G7300」で決まりだ。

ただし、中国語コンテンツに限れば、2016年春モデル「XD-Y7300」と同程度。カシオの2017年春モデルと2016年春モデルでは、英語学習機能が大きな違いだ。 「XD-G7300」実売価格40,000円前後に対して、「XD-Y7300」実売価格30,000円前後。中国語コンテンツに差がなく、価格差1万円の開きがある。
英語学習にも重きを置き、予算があるなら「XD-G7300」。中国語学習のみに利用するならコストパフォーマンスをとって「XD-Y7300」とすべきだろう。

「XD-G7300」の機能性とコンテンツは、現在発売中の中国語モデル電子辞書で、もっとも優れているのは間違いない。

2013年春モデル以降のカシオ中国語タイプの電子辞書は、中国語検索機能を含む機能性は十分。中国語コンテンツも中日・日中辞書はもちろん20以上収録している。
その他、音声コンテンツの豊富さも決め手のひとつだ。
中国語モデルは年々収録コンテンツ数が増えている。より最近発売のモデルのほうが中国語コンテンツが質・量ともに充実している。



予算も含めたパフォーマンスなら、3万円【XD-Y7300(カシオ)】がベスト。

予算も加えた総合的なパフォーマンスなら、カシオの中国語タイプ2016年春モデル「XD-Y7300」で決まりだ。

2017年2月、2017年春モデル「XD-G7300」は実売価格40,000円前後。2016年春モデル「XD-Y7300」は実売価格30,000円前後。1万円の開きがある。
中国語コンテンツに「XD-G7300」と「XD-Y7300」の違いはほとんどない。価格を含めた製品のバランスとしては「XD-Y7300」が優れている。

機能性では大きな差はないものの前年発売の2015年春モデル「XD-K7300」よりもよくなっている。搭載コンテンツも「XD-K7300」よりもネイティブ音声コンテンツが増えている。

2013年春モデル以降のカシオ中国語タイプの電子辞書は、中国語検索機能を含む機能性は十分。中国語コンテンツも中日・日中辞書はもちろん20以上収録している。
その他、音声コンテンツの豊富さも決め手のひとつだ。
中国語モデルは年々収録コンテンツ数が増えている。より最近発売のモデルのほうが中国語コンテンツが質・量ともに充実している。


電子辞書比較・中国語[2017年]はこちら


予算重視なら、2万円または2万円以下の電子辞書を探そう!

上記で解説した「XD-G7300」「XD-Y7300」は中国語モデルとして十分満足できる。ただ、それぞれ4万円前後、3万円前後する。
中国語というやや特殊なスキルを身につけるためとはいえ、大金だ。そこまで、予算をかけたくない、という方は、2万円または2万円以下(15,000円程度)の電子辞書を探すのがいい。

予算重視の場合、当たり前だが、価格は安ければ安いほどいい。 ただ、中国語モデルの電子辞書を購入する場合、15,000円~20,000円程度は覚悟して利用価値のあるものにするのがおすすめだ。

具体的には、「XD-K7300」「XD-CV730」あたり。(もう少しレベルを落とすと「XD-U7300」「XD-C730(音声コンテンツなし)」)ときどき、ネットで新品・新古品の安いものに出くわす。

ネットで見かける1万円前後の電子辞書は、 「音声コンテンツがない」 「主要な辞書コンテンツ(日中/中日等)がコンサイス」 「検索方法が貧弱」 いずれかであることが多い。 もちろんそうした電子辞書でも、中国語の学習レベルや利用シーンによっては、十分使える。目的に応じて選択するといい。