電子辞書《中国語学習タイプ》・独断的おすすめ
(2015.01.22更新)

【参考】過去(2013年)の独断的おすすめはこちら

たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの中国語学習向け電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめの電子辞書を提示します。


予算があるなら、4万円【XD-K7300(カシオ)】か3万円【XD-U7300(カシオ)】

予算があるなら、カシオの中国語タイプ最新・最上級モデルで決まりだ。
2015年春モデル「XD-K7300」は2月発売時期で42,000円前後。例年どおりでいくと2015年末頃まで待てば30,000円前後となる。
「XD-K7300」発売により型落ちとなる2014年春モデル「XD-U7300」であれば、2015年1月現在、実売価格29,000円前後。今すぐでも3万円で手に入る。

予算を考えず、機能性と中国語コンテンツの充実度だけで考えた場合、2013年春モデル以降のカシオ中国語タイプの電子辞書がおすすめだ。
つまり、2015年春モデル「XD-K7300」、2014年春モデル「XD-U7300」、2013年春モデル「XD-N7300」のいずれかだ(2012年春モデル「XD-D7300」も入れてもいい)。
2013年春モデル以降のカシオ中国語タイプの電子辞書は、中国語検索機能を含む機能性は十分。中国語コンテンツも中日・日中辞書はもちろん20以上収録している。
その他、音声コンテンツの豊富さも決め手のひとつだ。
中国語モデルは年々収録コンテンツ数が増えている。より最近発売のモデルのほうが中国語コンテンツが質・量ともに充実している。(もちろん、最近のモデルのほうが実売価格は高くなる。)

上記の理屈でいくと、購入の優先順位は以下となる。「XD-K7300」>「XD-U7300」>「XD-N7300」。
しかし、注意点が1つある。
2015年春モデル「XD-K7300」から、手書き入力のスペースがキーボード上ではなくディスプレイ上となった。 中国語は、ピンイン検索が基本なので、通常、あまり手書き入力による検索は利用しないものではあるが、手書き入力による検索を多用する使い方をするなら、価格に関係なく「XD-K7300」より「XD-U7300」のほうが使いやすいかもしれない。

なお、カシオ以外の中国語モデルは、ある程度の予算を割ける場合、ベストな選択とはならない。中国語コンテンツ数(音声コンテンツ含む)で見劣りがするからだ。

電子辞書比較・中国語[2015年]はこちら

そもそも中国語モデルは選択肢が少ない。予算を抑えるなら【XD-C730(カシオ)】【PW-AC30(シャープ)】か【wordtank A503/S503(キヤノン)】。

そもそも中国語モデルの電子辞書は選択肢が少ない。
中国語に特化した電子辞書の新製品は、2015年はカシオしか出ない可能性も高い。
キヤノンは、最近、電子辞書の新製品がない。セイコーインスツルは、電子辞書事業からの撤退が報道された。シャープは、2014年春モデル「PW-SB1」は、ビジネスモデルながら日中・中日辞書を収録しており中国語モデルとしてもある程度活躍できるほどだった。しかし、2015年春モデルの後継機からは中国語辞書コンテンツがなくなった。

店頭やネットでの在庫まで考えると、現在、入手可能な中国語モデルはほぼ以下ですべてだ。2015年1月現在のアマゾンでの実売価格とともに掲載する。

<カシオ>
・XD-K7300(42,000円)
・XD-U7300(29,000円)
・XD-N7300(35,000円)
・XD-D7300(在庫なし)
・XD-C730(12,000円)

<セイコーインスツル>
・DF-X7000CN(30,000円)

<シャープ>
・PW-SB2(60,000円)(ビジネスモデル。中国語モデルではない)
・PW-SB1(20,000円)(ビジネスモデル。中国語モデルではない)
・PW-A9300(20,000円)(ビジネスモデル。中国語モデルではない)
・PW-AC30(在庫なし)
・PW-LT220(在庫なし)

<キヤノン>
・wordbank Z900(30,000円)
・wordbank A503(在庫なし)
・wordbank S503(在庫なし)

予算を抑えるなら、「XD-C730」「PW-AC30」「wordtank A503/S503」あたりだ。
音声コンテンツ非搭載モデル(「XD-C730」)や中国語コンテンツボリュームの少ないモデル(「PW-AC30」「wordtank A503/S503」)となる。
在庫があれば、「XD-C730」は12,000円前後。「PW-AC30」は10,000円前後。「wordtank A503/S503」は10,000円を切る。

電子辞書比較・中国語[2015年]はこちら

中国語モデルでなくていいが日中・中日辞書だけ欲しい。そんな方は【PW-SB1】がぴったり!

中国語モデルまでは要らないが日中・中日辞書だけ欲しいという方もいるだろう。
大学生・ビジネスマンならシャープの2014年春モデル「PW-SB1」がぴったりだ。

日中・中日辞書を搭載したモデルではなく、コンテンツカードやダウンロードで後から電子辞書に追加する方法もある。
しかし、追加コンテンツは意外と高くつくものだ。8,000円~12,000円程度は覚悟したほうがいい。それであれば、「PW-SB1」(2015年1月現在、実売価格20,000円前後)など収録モデルを購入したほうが安くすむ。
なお、「PW-SB1」の後継機にあたる2015年春モデル「PW-SB2」には、中国語関連コンテンツは3つあるが、日中・中日辞典は収録されていない。中国語学習者にはおすすめできない。