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予算があるなら、【XD-D7300(カシオ)】か【wordtank Z900】。3万円程度。もっとあるなら【XD-N7300(カシオ)】
ある程度の予算があるなら、カシオの中国語タイプ最新・最上級モデル「XD-D7300」かキヤノンの中国語タイプ最新・最上級モデル「wordtank Z900」のどちらかだ。
いずれを選択しても実売価格3万円程度。価格の差は小さい。
「XD-D7300」「wordtank Z900」いずれも基本となる辞書は必要十分揃っている。ただ、基本の辞書以外で搭載コンテンツの方向性にそれなりに差がある。
「XD-D7300」は、中国語関連コンテンツ20・その他コンテンツ80・文学作品2000・クラシック1000フレーズを搭載。多コンテンツ型の電子辞書だ。中国語以外のコンテンツも充実している。
中国語コンテンツでは、会話系とその音声データが充実している。中国語会話の学習ツールとして利用できなくもない(ただし電子書籍リーダーと違って電子辞書では会話は学習しにくい気もする)。
「wordtank Z900」は、中国語関連コンテンツ19・その他コンテンツ24を搭載。中国語関連コンテンツ19の内訳は、小学館・講談社の中日/日中辞書それぞれを収録するなど辞書が大半。同種辞書を異なる出版社で複数持つなどして厚みのある辞書引きができるのが特徴だ。一方、中国語会話系とその音声データは弱い。
ただし、学習系コンテンツとして「キクタン中国語」のシリーズを収録しており、中国語初学者には非常に実用的なコンテンツを搭載している気がする。
「XD-D7300」「wordtank Z900」いずれも、読み方が分からない漢字の手書き入力機能やピンインをキーとした検索機能など、中国語の辞書引きに便利な機能は一通り揃っている。いずれも、複数辞書の串刺し検索も対応。
2013年2月、カシオ2013年春・新シリーズで「外国語・中国語」モデル「XD-N7300」が発売された。「XD-D7300」の後継機。発売直後4万円前後と高い。機能面・搭載コンテンツは「XD-D7300」同等程度もしくはやや上。まだ、コストパフォーマンス的に「XD-D7300」がおすすめ。
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