電子辞書
(2012.3.9)
【参考】過去(2008年)の電子辞書のおすすめはこちら
【参考】過去(2009年)の電子辞書のおすすめはこちら
【参考】過去(2010年)の電子辞書のおすすめはこちら
【参考】過去(2011年)の電子辞書のおすすめはこちら
【参考】過去(2011年後半)の電子辞書のおすすめはこちら
たんさんあってなかなか、どの電子辞書にしたらいいか決められない方のタメに、このページでは独断と偏見で、おすすめの電子辞書をとりあげます。
「くらべて.com」は、できるだけ客観的なデータの掲載にとどめ最終的には読者の判断で善し悪しを決めてもらうことをモットーとしていますが、このページに限っては、多くの電子辞書を触れてた経験者の目から見て、独断と偏見でズバリ、おすすめ電子辞書を提示します。

新しいモノ好きなら、2011年モデル(&2012年春モデル)のトレンド・ニュータイプの電子辞書【A501(キヤノン)】【A502(キヤノン)】【PW-AC20(シャープ)】

2011年モデル&2012年春モデルの注目は、なんといっても、コンパクトタイプと一言ではいい表せないニュータイプの電子辞書群だ。
具体的には、「A501」「A502」「Z400」などキヤノンの「A」シリーズや「Z」シリーズと「PW-AC20」などシャープの「PW-AC」シリーズだ。
いずれも見てすぐに、従来型の電子辞書とは異なることが分かる。見た目から従来型と一線を画する電子辞書だ。いずれもスタイリッシュで、スマートフォンを連想させる。カッコイイ。

「A501」「A502」「PW-AC20」は、いずれも2011年モデル。2012年春モデルで、デザイン重視の「Z410(キヤノン)」や「PW-GC50(シャープ)」などがあるが、どちらも高校生向けなので除外した。
搭載コンテンツが高校生向けでもよければ、「Z410」や「PW-GC50」は、ニュータイプの電子辞書として新しいモノ好きの本命だろう。もちろん高校生向けといっても、基本的な辞書は搭載しているので学生でなくとも十分実用レベル。

高校生向けを除外すると、新しいモノ好きであれば、「A501」「A502」「PW-AC20」のいずれかで決まりだろう。
2011年の電子辞書トレンドということ、また、見た目からオシャレということで、家電量販店の電子辞書売場でも「A501」「A502」「Z410」などキヤノンの「A」シリーズや「Z」シリーズと「PW-AC20」「PW-GC50」などシャープの「PW-AC」「PW-GC」シリーズは目立つスペースに陳列されている。

コンパクトタイプなので当たり前だが、筐体の小ささがポイント。ケータイサイズ。

なお、従来型の電子辞書においては、2011年モデル&2012年春モデルにおいて、特に目立った機能やコンテンツはなかった。あえて取り上げるとすると、NHKラジオ講座1年分を搭載コンテンツとする機種がいくつか出てきたことか。

迷うならカシオの普及機で間違いなし。ビジネスマンなら【XD-D8500】、生活実用なら【XD-D6500】

雑な言い方だが、どの電子辞書を買っていいか迷うなら、カシオの普及機のラインナップから選べば、まず間違いはない。機能性・搭載コンテンツ・コストパフォーマンスを含めた総合力で、カシオの普及機ならハズしがない。

ビジネスマンなら【XD-D8500】、生活実用なら【XD-D6500】で決まり。【XD-D8500】は3万円前後、【XD-D6500】は2万円台前半で、リーズナブル。機能性は業界トップレベル。搭載コンテンツも量・質ともに十分。全体のバランスもとれている。

ついでに言うと、高校生向けなら同じくカシオの普及機【XD-D4800】で、まず問題ない。価格は3万円切る程度と驚きはないが、機能性・搭載コンテンツともに高校生向けで群を抜いている。競合他社は、別の競争軸での新商品を投入している。(詳しくは、下記「高校生向け」コラムを参照のこと)

プレゼントなどで迷っていて、価格の折り合えさえつけば、上記で紹介しているカシオ製品はベストに近いパフォーマンスを出せるはず。

なお、2012年春モデルのプロフェッショナル向け【XD-D10000】、英語モデル【XD-D9800】も、価格・機能性・コンテンツ、全体的なパフォーマンスでは非常にレベルが高い。カシオの新製品は、ハズシなし。

高校生向けは、王道の【XD-D4800(カシオ)】か。見た目カッコよさで【Z410(キヤノン)】【PW-AG50(シャープ)】も捨てがたい

2011年モデル&2012年春モデルも2010年モデル同様に、高校生向け電子辞書は、選択が迷うほど充実している。
機能性や搭載コンテンツの数と質を考えると、「XD-D4800(カシオ)」と「PW-G5200(シャープ)」が本命。対抗で、見た目カッコいい「Z410(キヤノン)」「PW-AG50(シャープ)」との選択か。
オーソドックスなタイプなら「XD-D4800(カシオ)」、動画やアプリが魅力の「PW-G5200(シャープ)」、どちらも2万円~3万円を切る実売価格。また、それぞれ去年の人気モデル「XD-B4850(カシオ)」「PW-G5100(シャープ)」の後継的な位置づけでありハズシがない。
実売価格3万円オーバーだが、デジタルツールとして魅力溢れる「Z410(キヤノン)」も候補に入れたい。ネットで買うなら「Z410」の前身「Z400」も選択肢に入れていいだろう。
2012年春モデルとしてシャープが投入した「PW-GC50」は、スマートフォンを思わせるスタイリッシュなデザインの高校生向け電子辞書。1万5千円程度の実売価格も魅力。カッコイイ上にリーズナブル。

予算が1万円なら、メーカー分類的にはコンパクトタイプで旧機種だが「PW-AC10(シャープ)」または「wordbank S502(キヤノン)」も候補に。受験用コンテンツの搭載はないが、「ジーニアス英和」と国語辞書・漢和辞典など高校生活で必要となるだろう必要最低限の辞書を搭載している。

英語学習用も激戦。英語学習も兼ねたオールラウンダー【XD-D10000(カシオ)】と英語モデル【XD-D9800(カシオ)】、リーズナブルな価格となった【SR-G9003NH3(セイコーインスツル)】【SR-S9003NH3(セイコーインスツル)】【SR-G7001M-NH3(セイコーインスツル)】。意外性で【PW-A9200(シャープ)】

英語学習用も、メーカー各社から英語コンテンツを充実させつつも色々な特徴を持ったモデルが発売されており、選択が難しい。
そうした多数の英語学習向けの中で、まず注目すべきは、カシオの電子辞書。英語学習も兼ねたオールラウンダー「XD-D10000(カシオ)」が4万円台前半、英語モデル「XD-D9800(カシオ)」が5万円を切る価格で市場に投入してきた。

一方、英語学習者向け電子辞書で定評のあるセイコーインスツルは、2011年後半から2012年春モデルに向けて、新機能や新コンテンツを搭載した電子辞書を出してこなかった。しかし、2011年末に発売の英語充実モデル「SR-G9003NH3(セイコーインスツル)」「SR-S9003NH3(セイコーインスツル)」「SR-G7001M-NH3(セイコーインスツル)」が3万円台後半、3万円台前半、2万円台後半とリーズナブルになってきた。いずれもコンテンツの充実度は業界トップレベル。英語学習者が電子辞書を選択する際には候補にあがるだろう。
ただ、セイコーインスツルの英語重視モデルは、英語系コンテンツは充実しているが、その他コンテンツの魅力は欠ける。搭載コンテンツは、とにかく英語に偏っている。英語以外の用途に使うのなら他のメーカーの電子辞書のほうがいいかもしれない。

意外な選択肢で「PW-A9200(シャープ)」はどうだろうか。TOEIC学習コンテンツやアプリで英語学習を支援する。英語学習機のような機能性を求めるなら選択肢としてあるだろう。

コンパクトサイズの電子辞書なら2011年のトレンド・ニュータイプの電子辞書【A501(キヤノン)】【A502(キヤノン)】【PW-AC20(シャープ)】。

上記コラムでもコメントしているが、2011年モデル&2012年春モデルのトレンドは、「A501(キヤノン)」「A502(キヤノン)」「PW-AC20(シャープ)」に代表される、コンパクトサイズのニュータイプ電子辞書。
コンパクトサイズの電子辞書なら、これらが候補の筆頭だ。

上記の機種は、実売価格1万円前後とリーズナブルだが、搭載コンテンツを絞っているがゆえの価格設定であることに注意が必要。購入する電子辞書に、自分が必要とするコンテンツを搭載しているのか、確かめてから事前に確認のこと。
さらに予算を意識するなら、実売価格1万円を切った、旧機種の「S501(キヤノン)」「S502(キヤノン)」「PW-AC10(シャープ)」も要チェック。

予算があるなら、カシオの50コンテンツ搭載のコンパクトサイズ電子辞書「XD-C500」も候補に。カラー液晶・多コンテンツ型で実売価格1万5千円前後。英語系が多少弱いが十分リーズナブル。